Hanas アプリアイコン英語学習コラム

シャドーイングがTOEICリスニングに効くのはPart 2と3。パート別に解説

2026-08-112026-08-19 更新5分で読めます

ねこ

シャドーイングって、TOEICのリスニングにも効くのかな

こんな悩みを解決します!

シャドーイングがTOEICリスニングで鍛えるのは2つだけ

効くのは音の処理です。語彙と先読みは別の対策が要ります!

ハナス

TOEICリスニングで問われる力は、4つに分かれます。

  • 音声変化(連結・脱落)の処理
  • 速い音声を止めずに追う処理速度
  • 設問を先読みしながら聞く並行処理
  • 選択肢の言い換えを見抜く語彙力

シャドーイングが直接鍛えるのは、最初の2つです。

音の変化に耳が慣れ、止まらずに処理する速度が上がります。

3つ目の並行処理は、問題演習で身につきます。
4つ目の語彙は、単語学習で埋めるものです。

シャドーイングは万能ではありません。

TOEICのパート別に見たシャドーイングの相性

パート別の相性

パート 相性 理由
Part 1 写真描写 短文だが語彙の比重が大きい
Part 2 応答問題 短い音声を即座に処理する力が直結する
Part 3 会話 会話速度への慣れがそのまま効く
Part 4 説明文 効果はあるが、先読みの技術も必要

いちばん相性がいいのは、Part 2 と Part 3 です。

どちらも短い音声を、止めずに処理する必要があります。
シャドーイングで鍛えた力が、そのまま使えます。

Part 1 は音声が短い代わりに、語彙の比重が大きくなります。
ここが弱いなら、シャドーイングより語彙の補強が先です。

Part 4 は音声が長く、先読みと並行して聞く必要があります。

ねこ

パートによって、効き方がぜんぜん違うんだ

TOEIC公式問題集をシャドーイング教材にする手順

公式問題集を教材にするなら、順番を守りましょう。

  1. まず本番と同じように解く(未使用の問題をいきなり教材にしない)
  2. 答え合わせをして、聞き取れなかった場所に印をつける
  3. その原因が語彙か、音の変化かを切り分ける
  4. 音が原因の場所だけ、シャドーイングする

3番目の切り分けがいちばん大事です。

英文を読めば分かるのに聞き取れなかった場所。
そこが、シャドーイングで潰すべき対象です。

読んでも分からなかった場所は、語彙の問題です。
別の対処が必要になります。

TOEIC向けシャドーイングの進め方

音の処理を作る段階では、5つのステップで進めます。

ステップ やること
1 英文を見ずに、まず聞いてみる
2 英文を見て、分からない言葉を調べる
3 英文を見ながら、声に出して追いかける
4 英文を隠して、言ってみる
5 録音して、AIに採点してもらう

1番目で聞き取れず、2番目で読んだら分かる。
この状態が、シャドーイングの効く場所です。

TOEIC向けのセクションを持つアプリもあります。
速すぎるときは、再生速度を0.85倍に落とします。

私自身、Part 3 の速度に慣れるまで同じ教材を2週間使いました。

TOEICのスコア帯別のシャドーイング教材

スコア帯別の教材

スコア帯 教材 狙い
〜500 基礎的な会話音声、ゆっくりのニュース(VOAなど) 音の基礎処理を作る
500〜700 Part 2・Part 3 の英文 会話速度に慣れる
700〜 Part 4、一般向けニュース 長い音声の処理速度を上げる

500未満で公式問題集を教材にするのは、避けたほうが無難です。

速度が速すぎて、意味の処理で手一杯になります。
まずはVOAのような、ゆっくりで語彙を絞った音声から始めましょう。

シャドーイング教材の基準は、TOEIC対策でも変わりません。
英文を読んで9割わかることです。

関連記事シャドーイング教材は「英文を読めば9割わかる」が正解。選び方を解説シャドーイングの効果は教材選びでほぼ決まります。初心者がレベルを見極める手順、1本の長さやジャンルの目安、やってはいけない教材選びと、次の教材に移るタイミングを解説します。

シャドーイングと併用したいTOEIC対策

併用したい学習の対応表

伸び悩みの原因ごとに、適した対処は変わります。

課題 適した対処 シャドーイングで代替できるか
選択肢の語彙が分からない 単語学習 できない
設問を先読みできない 問題演習・時間配分の練習 できない
音が速くて追えない シャドーイング 最も効く
内容は分かるが処理が間に合わない シャドーイング 効く

判別の方法は単純です。

英文を読んで理解できたかどうかを見ます。

読めば分かるのに聞き取れなかったなら、音の処理の問題です。
読んでも分からなかったなら、語彙か文法の問題です。

多くの英語学習者は、この切り分けをせずに練習を始めてしまいます。

模試のあとにやる仕分け

  • 聞き取れなかった設問の英文を見る
  • 「読めば分かった」ものと「読んでも分からなかった」ものに分ける
  • 前者が多ければシャドーイング、後者が多ければ語彙に時間を回す

切り分けは、模試を1回解いた直後がいちばん正確です。

この仕分けを1回やるだけで、その後の数ヶ月が変わります。

ねこ

まず仕分けてから練習すればいいんだね

まとめ

シャドーイングは、TOEICリスニングの伸び悩みすべてに効くわけではありません。

  • シャドーイングが鍛えるのは、音の処理の速度と精度
  • 相性がいいのは Part 2・Part 3。Part 1 は語彙、Part 4 は先読みも必要
  • 公式問題集は解いたあとに教材化する
  • スコア500未満は、公式問題集ではなく基礎的な音声から

原因が語彙にあるのか音にあるのかを切り分けてから、配分を決めましょう。

まずは模試を1回解いて、仕分けるところからです。

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よくある質問

Q. シャドーイングでTOEICのリスニングスコアは上がりますか?
A. 音声処理の速度と精度が上がるため、リスニング全体に効果はあります。ただし語彙不足や設問の先読み技術といった課題は、シャドーイングでは埋まりません。得点が伸びない原因がどこにあるかを見極めて併用しましょう。
Q. シャドーイングはTOEICのどのパートに特に効きますか?
A. Part 2(応答問題)と Part 3(会話)との相性が特に良いとされます。短めの会話音声を止めずに処理する力が直接問われるためです。Part 1 は語彙の比重が大きく、Part 4 は先読みの技術も必要になります。
Q. TOEIC公式問題集をシャドーイング教材に使えますか?
A. 使えますが、順番が重要です。まず本番同様に解き、答え合わせをして英文を確認し、聞き取れなかった箇所を特定してから、その箇所だけをシャドーイングしましょう。未使用の問題を教材にすると、問題としての価値を失います。
Q. スコアが500未満でもシャドーイングをやるべきですか?
A. やる価値はありますが、教材は公式問題集ではなく基礎的な会話音声や低速のニュースを選びましょう。500未満の段階では公式問題集の速度が速すぎ、意味の処理に手一杯になります。
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